
この記事で分かること
- 靖国神社とは?
- 靖国神社へのアクセス
- 靖国神社に祀られているものは?
- 靖国神社本殿内での参拝(正式参拝)
- 靖国神社にある靖國偕行文庫とは?
- 靖国神社で見ることができる戦争に関係する銅像等
靖国神社とは?
靖國神社は、明治2年(1869)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社(しょうこんしゃ)がはじまりです。
明治天皇は明治2年6月、国家のために一命を捧げられたこれらの人々の名を後世に伝え、その御霊を慰めるために、東京九段のこの地に「招魂社」を創建されたのです。
この招魂社が今日の靖國神社の前身で、明治12年(1879)6月4日には社号が「靖國神社」と改められ別格官幣社に列せられました。
明治天皇が命名された「靖國」という社号は、「国を靖(安)んずる」という意味で、靖國神社には「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。靖國神社に祀られている246万6千余柱の神霊は、「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の神霊」であるという一点において共通しています。
靖國神社の由緒 – 靖国神社 公式ウェブサイト
柱数・・・柱(はしら)は神を数える単位
靖国神社へのアクセス

鉄道・バスでのアクセス
JR
- 中央・総武線各駅停車「飯田橋駅(西口)」、「市ヶ谷駅」より徒歩(約10分)
地下鉄
- 東西線/半蔵門線/都営新宿線「九段下駅(出口1)」より徒歩(約5分)
- 有楽町線/南北線/都営新宿線「市ヶ谷駅(A4出口)」より徒歩(約10分)
- 東西線/有楽町線/南北線「飯田橋駅(A2出口、A5出口)」より徒歩(約10分)
バス
- 九段下~高田馬場系統「九段上停留所」より徒歩(約1分)
自動車でのアクセス
首都高代官町出口
出口から400mほど直進、『竹橋』交差点を左折。道なりに進み『九段下』交差点を左折して200m
※ 所要時間 約5分
首都高西神田出口
出口から左折し直進、『飯田橋1丁目』交差点を左折、目白通りへ入り、『九段下』交差点を右折して200m
※ 所要時間 約5分
首都高飯田橋出口
出口から下り、『飯田橋』五叉路を直進(九段下方面)。JR飯田橋駅ガード下をくぐり、直進して『九段下』交差点を右折して200m
※ 所要時間 約5分
靖国神社に祀られているものは?
戊辰戦争やその後に起こった西南戦争といった国内の戦いで、命を落とされた方々をはじめ、日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争(第二次世界大戦)などの尊い生命を捧げられた方々の神霊が祀られています。
軍人だけでなく、戦場で救護のために活躍した従軍看護婦や女学生、勤労動員中に軍需工場で亡くなられた学徒なども数多く含まれています。戦時中、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々なども同様に祀られています。
靖国神社本殿内での参拝(正式参拝)

靖国神社の本殿内での参拝(正式参拝)は、参集殿で行うことができます。
参集殿では、依頼すれば太平洋戦争で戦死した親族の御祭神調査(情報の照会)ができます。
「階級、所属部隊、戦死日、戦死した場所、戦死時の本籍地、合祀年月日」が記載されているものを頂けます。
※情報が不明な場合は「記載無し」となっています。
靖国神社にある靖國偕行文庫とは?

國会館一階にある靖國偕行文庫は、靖國神社御創立130年を記念して平成11年10月7日に開館しました。当文庫は、靖國神社に鎮まる英霊の戦歿された当時の調査資料を整備し、その御遺徳を顕彰するとともに、後世の研究に資することを目的とした図書館で、財団法人偕行社より建物と蔵書が奉納されたことから、この名が付けられています。
靖國偕行文庫には現在、靖國神社の蔵書を併せ約13万冊の図書資料が収蔵されています。神道関係の資料をはじめとして、蔵書の多くは戦史・戦記・部隊史・教程・教範類・英霊の追悼録・回想録等の日本近代軍事史関係資料です。
当文庫内には、閲覧室が設けられており、どなたでもこれら図書資料を利用することができます。
兵籍簿(軍歴証明書)を元に戦死した親族の戦歴を詳細に調べて頂けます。
偕行文庫の利用には事前に電話予約が必要です。
靖国神社で見ることができる戦争に関係する銅像等
大村益次郎銅像
明治26年(1893)に建てられた、近代日本陸軍の創設者で靖國神社の創建に尽力した大村益次郎の銅像。
大村益次郎は、幕末期の日本の政治家、軍人、医師、学者。維新の十傑の一人。
出征を見送る家族の像

令和2年(2020)に建立された、国の為に尊い一命を捧げられた御祭神の家族が、我が子、 兄弟、夫、父等を見 送る際に抱かれたせつない愛慕の情を後世に伝えるものです。
母の像
昭和49年(1974)に、苦難と孤独に耐えながら子供を育て上げた戦争未亡人への敬意と感謝を込めて、建てられました。立派に成長した子供(遺児)たちにより「お母さん、 ありがとう」の気持ちを込めて奉納されました。
パール博士顕彰碑
平成17年(2005)、極東国際軍事裁判(通称東京裁判)でインド代表判事を務め、裁判官の中でただ一人、被告団全員を無罪とする意見書を提出したラダ・ビノード・パール博士の功績を伝えるため、 建てられました。
戦没馬慰霊像・ 鳩魂塔・軍犬慰霊像
戦没馬慰霊像は、実物大の軍馬の銅像で、戦場で斃れた馬の霊を慰めるため昭和33年(1958)に奉納されました。「鳩と地球儀」と題した鳩魂塔は、誠実な伝令として戦場で活躍した伝書鳩の霊を慰めるため昭和57年(1982)に奉納されたものです。
軍犬慰霊像は兵士たちにとって最愛の仲間であったジャーマン・シェパード の銅像で、平成4年(1992)に奉納されました。
靖国神社の概要
開門時間 | 通年:午前6時 |
閉門時間 | 1, 2, 11, 12月:午後5時 3月〜10月:午後6時 |
参拝受付時間 | ■ 3月〜10月・・・午前8時〜午後4時30分 ■ 11月〜2月・・・午前8時〜午後4時 (春秋の例大祭、みたままつり、正月などの期間中は時間が異なります。)v |
お問い合わせ先 | 03-3261-8326(代表) 靖國神社社務所(祭儀課)/ 受付時間 午前9時〜午後5時 |
住所 | 東京都千代田区九段北3-1-1 |
靖国神社webサイト | https://www.yasukuni.or.jp |

コメント