この記事で分かること
- 徳島県戦没者記念館とは?
- 徳島県戦没者記念館へのアクセス
- 徳島県戦没者記念館の展示品
- 徳島県戦没者記念館の概要
徳島県戦没者記念館とは?
徳島県戦没者記念館は、徳島県遺族会が戦没者の顕彰と悲惨な戦争・平和の大切さを語り継いでいくために、徳島県護国神社の敷地内に建設された記念館です。
ご遺族からご提供いただいた7千4百柱を超える徳島県出身戦没者の肖像写真・ご芳名、数多くの貴重な遺品を展示するとともに、肖像写真の検索ができるパソコンシステムも導入されています。
また、館内壁面のパネルでは、「対米開戦と戦時中の暮らし」、「戦時中の徳島」、「戦後日本と遺族の歩み」に大きく区分し、戦前、戦中、戦後の歴史をまとめた「年表」、さらには先の大戦の空爆被災地に関する「地図」「写真」等も展示しています。
徳島県戦没者記念館へのアクセス
バスの場合
徳島バス・徳島市営バス・小松島市営バス共
旧国道55号線 勝浦浜橋北詰<新浜バス停>下車
勝浦川沿い上流へ徒歩800m
徳島県戦没者記念館の展示品
戦没者を見送った家族像
家族は、出征を勇ましく見送りましたが、心中では無事を一心に念じました。この気持ちを顕彰するため、平成29年12月20日、徳島県遺族会が記念館前に建立。特別弔慰金の増額を機に、ご遺族の寄付による基金を活用した。
戦没者の顕彰
館内中央には、明るい天窓の下、3列6面の展示ボードが長く伸びます。徳島県出身戦没者の肖像写真・ご芳名を、およそ市町村ごとに展示しました。
第二次大戦で亡くなった日本陸海軍人・軍属(軍関係者)は、約240万人と推定されます。このうち、徳島県出身者は約28,000人とされ、さらに日米開戦以前の中国大陸での戦死者等を加えると、約34,000人に及びます。
ここには遺族から申請があった約8,000柱を展示しています。
パネル展示“戦争”と“平和”
戦没者の肖像写真・ご芳名を囲む壁には、戦争と平和をテーマにした解説パネルを展示しました。全24枚のパネルには、「対米開戦と銃後の暮らし」(12枚)、「戦時中の徳島」(6枚)、「戦後社会と遺族のあゆみ」(6枚)という構成になっており、時代背景を説明した解説文とともに、多くの写真・年表・地図を掲示しています。
遺品展示
パネル展示と合わせて、戦没者の遺品を展示しています。
戦後半世紀をはるかに凌ぎ、日本社会全体に戦争の記憶が薄らいでいく中で、戦争の史実を語る戦没者の遺品は、貴重な歴史資料になっています。
県内遺族のご厚意により、提供された多くの遺品を、軍歴や戦没地とともに紹介します。
戦没者の遺書
検閲がある中で、ふるさとの家族へ宛てた精一杯の書面です。
父へ・母へ・兄弟姉妹へ・我が子へ、文字として書き記された言葉だけでなく、行間に潜む戦没者の心情を汲み取っていただきたいと思います。
図書・映像コーナー
戦争と平和について、より多くを学ぶため、参考となる図書・パンフレットとビデオ(DVD)を配架しています。図書閲覧デスクを備えるほか、壁には55インチ映像モニターがあり、個人・小グループで映像資料を視聴することができます。
多目的コーナー
可動式120インチ大型スクリーンと音響機器を備え、各種公演や学習会の会場として利用できます。また、壁面にはピクチャーレールが設置されており、写真展や企画展示を開催することもできます。
徳島県戦没者記念館の概要
休館日 | 12月29日〜31日 |
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開館時間 | 午前9時(土日祝祭日は10時)〜午後4時30分 |
入館料 | 無料 |
住所 | 徳島県徳島市雑賀町東開21-1 |
webサイト | http://izokukai.jp |
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