この記事で分かること
- 筑前町大刀洗平和記念館とは?
- 筑前町大刀洗平和記念館へのアクセス
- 筑前町大刀洗平和記念館の展示品
- 筑前町大刀洗平和記念館の概要
筑前町立大刀洗平和記念館とは?
筑前町立大刀洗平和記念館は福岡県朝倉郡筑前町にある歴史資料館。
旧日本陸軍九七式戦闘機、旧日本海軍零式艦上戦闘機、震電(実物大模型)をはじめ、大戦(太平洋戦争・大東亜戦争)中の資料約1,800点が展示されています。
筑前町立大刀洗平和記念館へのアクセス
JR電車でのアクセス
JR鹿児島本線基山駅乗換、甘木鉄道・太刀洗駅下車すぐ
西鉄電車でのアクセス
西鉄小郡駅で甘木鉄道に乗換後太刀洗駅下車すぐ
車でのアクセス
大分自動車道 筑後小郡IC・甘木ICから約10分
駐車場 / 84台収容
バス / 8台収容可(駐車料金無料)
筑前町立大刀洗平和記念館の展示品
1階の展示品
A. 飛行場の概要と飛行技術
大刀洗飛行場と周辺施設の位置・規模を床面に貼った現在の航空写真に照らし合わせて実感することができ、幻の試作機「震電」(実物大模型)をはじめ、大刀洗飛行場に関係のある当時の飛行機模型を多数展示しています。また、戦後に海外で発見され、唯一の現存機である零式艦上戦闘機三二型と、その帰還までの道のりをご紹介するとともに、戦後の復興の中で航空機設計者が果した大きな役割についても紹介されています。
B. 大刀洗飛行場と人々の生活
モニター(情報装置)で、時代とともに変遷した施設機能の解説や、飛行場を知る方々の貴重な体験談を記録した映像を紹介しています。また、飛行場の誕生により大きく発展した太刀洗の人々の生活について展示されており、戦前・戦中の子どもたちが使っていた教科書や玩具を畳の上で体験できます。
C. 大刀洗大空襲と特攻隊
大刀洗大空襲、後に特攻隊員となった多くの飛行兵が教育を受けた大刀洗陸軍飛行学校について紹介されています。その隊員の方の貴重な体験談を視聴することが出来ます。展示機の九七式戦闘機は、陸軍では最も多く特攻に使用された機種です。戦場に向かう兵士たちが死を覚悟しながら遺した数多くの遺書や手紙も展示されています。
D. 追憶の部屋
太刀洗大空襲で、これまで明らかになった犠牲者の方々の名前を留め、追悼の意を表すとともに、永遠の平和を祈念しています。語りの部屋では、戦争体験者の女性とその孫との会話を通じて、大刀洗飛行場の様子や当時の人々の暮らし、そして大空襲により多くの子どもたちの命が失われた「頓田の森の悲劇」を伝えます。古写真を立体的に見せるCG処理や、アニメーションを駆使した映像手法により、数少ない貴重な資料から当時の様子を表現します。
2階の展示品
E. 第四戦隊の邀撃と超重爆
天井に吊られた機体のシルエットは、昭和19年(1944)末頃から熾烈となった本土空襲の主役であるB-29戦略爆撃機です。床の色分けされた機体のシルエットは、大刀洗飛行場で開隊した飛行第四戦隊が山口県の小月飛行場に移駐し、B-29邀撃用として使用した「屠龍」の大きさを示しています。夜間戦闘に長けた第四戦隊は、B-29に対し、3分の1にも満たない大きさの屠龍を駆使して迎撃を行い、大きな戦果をあげました。
筑前町立大刀洗平和記念館の概要
開館時間 | 午前9時 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 12月26日~12月31日 |
入館料 | 大人(大学生以上) 600円 高校生 500円 小学生・中学生 400円 障がい者(大人) 400円 |
住所 | 福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1 |
webサイト | http://tachiarai-heiwa.jp |
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