この記事で分かること
- 日本郵船歴史博物館とは?
- 日本郵船歴史博物館へのアクセス
- 日本郵船歴史博物館の展示品
- 日本郵船歴史博物館の概要
日本郵船歴史博物館とは?
日本郵船歴史博物館は横浜郵船ビルの1階を改装してできた博物館です。明治以降、人・物・文化を運んだ船が日本から世界に向けて航路を延ばしていった歴史を学ぶことができます。海運会社日本郵船の横浜支店として歴史を刻んできた趣ある建物の中で1920年代の豪華客船の大型模型や映像が楽しめます。
日本郵船歴史博物館へのアクセス
電車でのアクセス
- みなとみらい線「馬車道駅」6番出口→徒歩2分
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」3番/4番出口→徒歩7分
- JR根岸線「関内駅」北口→徒歩8分
- JR根岸線「桜木町駅」→徒歩12分
市営バスでのアクセス
- JR根岸線「桜木町駅」1~3番バス乗り場
- 26系統「警察本部前」下車すぐ
- その他「本町4丁目」下車 徒歩2分
日本郵船歴史博物館の展示品
常設展
常設展では、近代日本海運の黎明期から今日に至るまでを、日本郵船の社史を通して紹介しています。
分かりやすくまとめられた映像を中心に、歴史の分岐点を捉えた貴重な写真、豪華な客船パンフレット、美しい絵葉書、迫力あるモデルシップ、そして詳細な各種資料を展示し、近代日本の海運史を多角的にご覧いただけるようになっています。
1 日本をひらく
明治維新。日本は沿岸の貨物を欧米に独占されつつあった。
藩の回漕業・九十九商会を継承した土佐藩士・岩崎彌太郎は、軍事輸送で政府の信用を得て日本の海運を一任されると、日本初の外国航路(横浜〜上海定期航路)を開設し、欧米の海運会社を日本沿岸より撤退させることに成功。事業を飛躍させていった。
2 日本郵船誕生秘話
順風満帆の三菱会社に官民あげての圧力がかかる。政府・三井系・関西財界の資本を集めた「共同運輸会社」との、日本海運界の主導権をかけた争いが激化、両社は共倒れの危機を迎える。
1885(明治18)年、政府の仲介により両社は合併し、新会社「日本郵船会社」が誕生した。
3 世界にひらく
整備の進む鉄道網と地方船主の進出により厳しい競争にさらされた日本郵船は、日本初の遠洋定期航路を開設し、海外に活路を見いだす。日本郵船はさまざまな時代の追い風に乗り「世界の船会社」としての地位を築いて行く。
4 豪華客船時代の到来
昭和初期の豪華客船時代。日本郵船は豪華客船にふさわしいサービスと人員を提供した。
「太平洋の女王」と呼ばれた浅間丸の豪華を極める室内装飾、食通をうならせる最高の料理、著名な乗客たちは、まさに太平洋を航海する夢の船であった。
5 戦争と壊滅
帝国主義の時代、戦争が激しくなると、遠洋定期航路は休止に追い込まれ、「太平洋の新たなる女王」として建造された橿原丸は航海することなく空母に改造されてしまう。
多くの船は、人命と共に、太平洋に消えていった。
6 復興への道
終戦後のGHQの統制下に入ると、日本の海運は厳しい制限を受け、さらに日本政府の戦時補償ゼロの決定により、苦境の時代を迎える。
しかし1950(昭和25)年、GHQの一部統制が解かれると、日本船は航路を徐々に回復し、日本の戦後復興を支えていくのであった。
7 総合海運会社への変革
日本経済の高度成長に伴い、日本郵船は経営の多角化へ踏み出し、さまざまな産業の物流を支え、日本の経済成長に貢献していった。
日本郵船は、陸海一貫輸送を実現するコンテナ輸送にもいち早く対応し、日本のコンテナ時代の先陣を切るのであった。
8 安定成長への対応
1973(昭和48)年の第一次オイルショックは、好況のタンカー市況を暴落させ、円高による船員費の高騰とも重なり、日本の海運は競争力を急速に低下させてしまう。
日本郵船は、新たな試みを推進し国際協力の強化に取り組んでいった。時代の変化に応えるチャレンジは現在も続いている。
9 NYKコーナー
NYKシアターでは、日本郵船歴史博物館や日本郵船氷川丸などの紹介映像を流しています。
また、タッチパネル式モニターでは最新の日本郵船グループの事業案内をご覧いただけます。
客船コーナー
明治時代から現在に至る日本郵船の客船史と、クルーズの魅力を紹介します。
クルーズ客船のモデルシップや、初代飛鳥の入港記念盾などをご覧いただけます。日本郵船歴史博物館は横浜郵船ビルの1階を改装してできた博物館です。明治以降、人・物・文化を運んだ船が日本から世界に向けて航路を延ばしていった歴史を学ぶことができます。海運会社日本郵船の横浜支店として歴史を刻んできた趣ある建物の中で1920年代の豪華客船の大型模型や映像が楽しめます。
日本郵船歴史博物館の概要
休館日 | 月曜日 (祝日の場合は開館、翌平日休館) 年末年始・臨時休館日 |
開館時間 | 10:00~17:00 ※入館は16:30まで |
入館料 | 一般 400円 シニア(65歳以上) 250円 中学生・高校生 250円 小学生 無料 |
住所 | 神奈川県横浜市中区海岸通3-9 |
日本郵船歴史博物館のwebサイト | https://museum.nyk.com/index.asp |
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