この記事で分かること
- 舞鶴引揚記念館とは?
- 引き揚げとは?
- 舞鶴引揚記念館へのアクセス
- 舞鶴引揚記念館の展示品
- 舞鶴引揚記念館の概要
舞鶴引揚記念館とは?
引き揚げの歴史を後世に伝えるため、多くの資料を展示している記念館です。昭和63年に完成した引揚記念館。展示されている多くの貴重な資料は、訪れる人々に平和の尊さを語りかけています。
戦時中やシベリア抑留など、戦争が引き起こした悲劇や過酷な労苦の体験を後世に語り継ぎ、子供たちに平和の尊さを伝えてほしいとの願いで全国から様々な資料が寄せられ、その数は1万6千点を超えています。それらの一部はユネスコ世界記憶遺産に登録されています。
引き揚げとは?
昭和20年(1945) 第二次世界大戦の終結にともない、当時海外に残された8 本人は660万人以上ともいわれ、これらの方々をすみやかに帰国させなければならなくなりました。これを「引き揚げ」といいます。
舞鶴港は、政府が指定した引揚港の一つとして、昭和20年10月78 第一船の入港から、昭和33年(1958)9月7日の最終船まで、実に13年間の長きにわたり、その使命を果たしました。昭和25年以降は唯一の引揚港として、「引き揚げのまち・舞鶴」の名を全国に広めました。
舞鶴引揚記念館へのアクセス
電車の場合
- 京都から JR山陰線([特急]約1時間40分)→JR東舞鶴駅 下車
- 大阪から JR福知山線([特急]約2時間20分)→JR東舞鶴駅 下車
- 敦賀から JR小浜線(約2時間)→JR東舞鶴駅 下車
タクシーの場合 (JR東舞鶴駅前から)約15分
路線バス(JR東舞鶴駅前から)の場合 約20分 引揚記念館前 下車
※バス便数が少ないため記念館(0773-68-0836)まで時刻をお問い合わせください。
舞鶴引揚記念館の展示品
01 エントランスホール
- 時鐘
- 日本人収容所分布図
- ガイダンス映像
02 タイムトンネル
時代を象徴する印象的な写真により、激動の昭和へと誘います。
03 苦境の記憶~世界恐慌からシベリア抑留まで~
舞鶴では、主として旧ソ連(現ロシア連邦)、中国などの大陸からの引揚者を迎え入れました。13年間に6万4,531 人の引揚者と1万6,269柱の遺骨を受け入れました。終戦時、大陸に残された日本人およそ60万人がソ連へ送られ、その内の約47 万2 千人がシベリア各地のほか、コーカサス、北極圏等の収容所で長い年月、辛い抑留生活を強いられたのです。
04 帰還そして再会
舞鶴では、引揚者が入港するたびに市民こぞって引き揚げて来られた方々を心から歓迎し、慰問し、勇気づけました。舞鶴港での引き揚げの様子、肉親との再会、そして、いまだ帰らぬ我が子・夫を待つ婦人の姿がいつしか「岸壁の母・妻」といわれ、歌や映画になり、人々の涙をさそいました。
05 平和への祈り
徐々に風化しつつある引き揚げの歴史を後世に継承し、平和の尊さを広く発信するために舞鶴が行ってきた平和への取り組みなどを紹介します。
抑留生活体験室
体験者の回想記録画などをもとに収容所を再現しました。狭く寝心地のわるいベットに横になったり、かばんの中身や極寒を耐えた衣類にも触れることができます。
企画展示室
収蔵する約1万6千点の資料をテーマごとに期間践定で企画展を開催するほか、体験者が描いた回想記録画の展示と映像での紹介をしています。
舞鶴引揚記念館の概要
休館日 | 12月29日~1月1日、毎週水曜日(祝日の場合はその翌平日) |
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開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
入館料 | 大人 400円 学生(小学生〜大学生) 150円 ※ただし、市内在住か在学の学生は無料 |
住所 | 京都府舞鶴市字平1584番地 引揚記念公園内 |
webサイト | https://m-hikiage-museum.jp/index.html |
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