この記事で分かること
- 第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)とは?
- 第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)へのアクセス
- 第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)の展示品
- 第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)の概要
第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)とは?
海軍将校養成の基地であった旧海軍兵学校の跡地で、現在は海上自衛隊の幹部候補生学校や第1術科学校などになっています。施設の一部は一般に公開されており、大講堂や幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)などの歴史ある建造物を見学することができます。また教育参考館では、旧海軍関係の資料など約16,000点を保存しており、そのうち約1,000点が展示されています。特に、神風特攻隊員たちの遺書や遺品が見る人の胸を強く打ちます。
第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)へのアクセス
広島空港からの場合
広島空港よりリムジンバスで1時間→広島バスセンターより市内電車宇品行きで約35分→広島宇品港より高速艇で約25分→小用港よりタクシーで約7分
JR広島駅からの場合
JR広島駅より徒歩3分→広島電鉄広島駅より市内電車宇品行きで約35分→広島宇品港より高速艇で約25分→小用港よりタクシーで約7分。
JR呉駅からの場合
JR呉駅より徒歩10分→呉港中央桟橋よりフェリーで約20分→小用港よりタクシーで約7分。
第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)の展示
第1術科学校
第1術科学校は艦艇に乗り組み、砲術、水雷、船務、通信、航海、気象・海洋、掃海・機雷、運用、応急及び潜水等の配置で勤務する隊員に対して、専門教育を行なっています。年間約3,200名の学生が江田島を巣立ち全国各地で活躍しています。
幹部候補生学校
幹部候補生学校は、海上自衛隊の初級幹部自衛官として勤務するのに必要な知識と技能を習得させるための教育訓練を行なっています。一般幹部候補生、一般幹部候補生部内過程、幹部予定者、飛行幹部候補生等が教育を受け、3等海尉に任官して巣立っていきます。
大講堂
大正6年(1917年)当時約40万円をかけ瀬戸内さんの御影石で造られた建物です。
講堂内は、床石畳、2階には貴賓席があり、天井はドーム型で舵輪を模ったシャンデリアが設けてあります。海軍兵学校時代には、天皇の名代として宮様のご臨席を仰ぎ厳粛に入校式、卒業式等の儀式が行われました。
教育参考館
教育参考館は幕末から第二次世界大戦までの海軍関係者の書や遺品が展示してあります。特に自らを犠牲にして国のために散っていった特攻隊員の遺書が胸を打ちます。
特殊潜航艇
昭和16年(1941年)12月8日ハワイ真珠湾を攻撃した5隻のうちの1隻。アメリカ海軍により、昭和35年引き揚げ、36年日本に返還。
戦艦「大和」の主砲砲弾
戦艦「大和」は呉海軍工廠にて建造され、史上最大の戦艦と言われています。砲弾は放物線を描いて飛んでいくために、砲撃対象との距離を正確に計る必要があり、そのため全長15メートルという巨大な測距儀が搭載されていました。
戦艦「陸奥」の主砲
「陸奥」は40cmの主砲を8門搭載していました。これはその4番砲塔で新式砲と換装のため昭和10年(1935年)に撤去され、教材としてここに設置したものです。球の重量は1t最大射程距離は30kmです。
第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)の概要
開館時間 | 休業:年末年始 公開:月火水木金 10:30~12:00 13:00~14:30 15:00~16:30 公開:日土祝 10:00~11:30 11:00~12:30 13:00~14:30 15:00~16:30 |
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入館料 | 無料 |
住所 | 広島県江田島市江田島町国有無番地 |
webサイト | https://www.mod.go.jp/msdf/onemss/index.html |
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